リズベス──肝っ玉母さんの悩み

ごぶさたしてしまいました!

いつも、訳者の勝手な作文!?を

読んでくださり、改めて有難うございます!


ごぶさたのうちにも、めでたく3巻出揃いました。

で、ごく最近、1巻から読みなおしているんですが、

やっぱりリズベス好きだなぁと思った次第。


いかにも男の子のお母さんで、さっぱりしてて、

しっかりしてて、ほんとは涙もろくて、懐が深い。

夫をなくした後(生存中もかもしれないけれど)

養蜂業やって、ジャム売って、自立してますよね。


でもその肝っ玉母さんが、次男のショルトの書き置きで

彼の18歳の誕生日を祝ってくれなかったと指摘されたときは

──まあ、スキマーがらみの事情はあったとはいえ──

ショックだったでしょうね! 3人とも公平に愛しているつもりで、

じつにそうなんだけど、子の心は複雑なんですよね。とくに

1と3に”サンドイッチ”になっているショルトの複雑な心境。

それを読んだ末っ子ライの気持ち。


ロッダさんも3人の成長したお子さん(ご長女と双子の息子さん)のお母さんで

実践経験からの記述かもしれません。


リズベスはエリザベスの略だと思いますが、

響きも好きです。


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コメント: 2
  • #1

    高校三年生 (月曜日, 20 7月 2015 20:24)

    年甲斐もなく…小学校の頃読んでいたデルトラシリーズの続刊が出ると聞き一巻から買い続け本日最終巻を購入いたしました。そして読了いたしました!!今シリーズも最高の作品でした。最終巻で明かされた真実と元にまた一巻から読み返したいと思います。今回も素晴らしい作品と出会わせて下さりありがとうございました。p.s.僕もジェットと同じ理由で木の扉を選ぼうとしていました…少し汚いでしょうか

  • #2

    ♪岡田好惠 (月曜日, 20 7月 2015 21:11)

    高校三年生さん!
    甲斐もないなんて!とんでもない、
    でもこのシリーズは、デルトラに比べて、
    原文は長くて難しいし、テーマも一段と大人っぽく、
    デルトラを卒業した読者さん向けだと思いながら
    訳していました。

    それにしても3巻のどんでん返しはすごかったですね!
    わたしも今、一巻から読み直しています。
    また、お気が向いたら、お便りください。
    暑いので、どうぞお大切に!! YO

勇者ライと3つの扉

「勇者ライと3つの扉 1 金の扉」

著者/エミリー・ロッダ

翻訳/岡田好恵

イラスト/緑川美帆

メディアファクトリー

2014年7月18日刊